この本の概要
タイトル | 大富豪からの手紙 |
著者 | 本田 健 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
出版日 | 2018/3/7 |
神戸から上京し、東京で暮らす大学2年生の佐藤敬(ケイ)が主人公の物語。
ケイの祖父は事業を成功させたいわゆる「大富豪」。
この大富豪・祖父からケイに残されたのはお金ではなく9つの手紙。
ケイはこの手紙を通じて、どんな人生を手繰り寄せるのか。
自分らしい人生を歩んでいくための教訓本です。
【「9つの手紙」の内容】
・第1の手紙:【偶然】(偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない)
・第2の手紙:【決断】(決断した瞬間に、その未来は、同時に誕生する)
・第3の手紙:【直感】(直感こそが、最も正しい人生のコンパス)
・第4の手紙:【行動】(行動しない限り、人生は1ミリも変わらない)
・第5の手紙:【お金】(お金の大切さを理解した上で、お金との距離にバランスを取る)
・第6の手紙:【仕事】(仕事は、あなたの才能を開花させる舞台)
・第7の手紙:【失敗】(成功するための唯一の方法が、失敗しても挑戦し続けること)
・第8の手紙:【人間関係】(幸せとは、「よい人間関係」にほかならない)
・第9の手紙:【運命】(私たちには、人生を変える選択肢が、毎日、与えられている)
どんな人にオススメ?
- 若者
- 新たなライフステージを迎える節目のかた
- 自分の努力で大富豪になりたいと思う野心家
- 大学に入ったけど将来が漠然としている学生
- なんのために働くの?と悩んでいる学生
- スポーツで培ったメンタリティをどう活かせばよいか悩んでいるかた
とあるテレビ番組のコーナーで
読書好きなスポーツ選手がおススメしていたのが
本田健さんの有名な著書「大富豪からの手紙」でした。
スポーツ選手らしく、ポジティブで目標までの組み立て方、思考の整理、アクションについて語っており、
気になって読んでみました。

この本の所感
主人公を自分におきかえてステップアップしていく感覚
大学2年生の主人公が貰った手紙をきっかけに旅するストーリーで、
人生を充実させるために大切なことを学ぶ自己啓発の要素がありました。
文章がすっきり読みやすくて
1章ごとにテーマ(課題やメッセージ)がしっかりしていて、章を進めるごとに主人公に自分を置き換えて、ステップアップしていく感覚で読めたのが良いところでした。
前向きに軸が定まっていく、心のサプリみたいな印象です。


私がこの本に出会ったのは30代半ばから後半に差し掛かるタイミングで、
主人公より10歳以上離れていて。
叶わぬ願いを言えば、主人公と同じ年齢ぐらいに読んでおきたかった。
とも、思ったのですが、
年齢を重ねたからこそ、同調できる部分や振り返ることができる経験があるのかなとも思っています。20代の頃に「あれをしておけば良かった」という後悔よりも、今からでも頑張ろう!と前向きに捉えています。
ちょうど、大学入学が決まったタイミングの親類がいて
入学までに3冊の本を読む課題があるらしく、この本をおススメしました。
あまり本を読むことが無かったようで、本への抵抗感や不安(アレルギー?)もあったと思いますが
「この本なら読めそう」と言ってくれました。
賢いことを学ぶ教本というよりも、大切なことを本を通じて感じてもらえたら嬉しいです。
「最高の未来を手に入れる」と決める。
この本は本田健さんの代表作の1つで、
レビューコメントがたくさんあり、皆さんの満足度は高いようですね。
めったに本を読みながら、メモをとることはない私ですが、
この本はメモを残しながら読みました。
なかでも「最高の未来を手に入れる」と決めてしまえば良い。というフレーズは心に響きました。
自分で紙に書いてみるのは恥ずかしい気もしましたが、
自分の文字で書いてみると、なんだか急に自分ごとになるもんですね。
今では毎年、手帳の目標欄の一番上に記入しています。
「最高の未来を手に入れる」そのためには、
・家族と○○○○
・健康のために○○○○
・やりがいを持つために○○○○
と、具体的に掘り下げて、1つ1つのアクションを楽しんでいます。
読みやすい本なので 少しでも興味を持たれた方は是非、読んでみてください。