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統計のお姉さんサトマイさんがくれるストレートなメッセージ「あっという間に人は死ぬから」

統計のお姉さんサトマイさんがくれるストレートなメッセージ「あっという間に人は死ぬから」

「時間を食べつくすモンスター」とは何なのか?
人生で避けては通れない「死」「孤独」「責任」という言葉をチョイスするところに
攻めを感じました。
「死」「孤独」「責任」を悲観せず、向き合った先に
何か自分の芯となるものが見えてきました。

この本の概要

タイトルあっという間に人は死ぬから「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方
著者佐藤 舞(サトマイ)
出版社KADOKAWA
出版日2024/7/19

強烈なインパクトを感じるタイトル
著者は「謎解き統計学」というYouTubeチャンネルで活躍する“統計のお姉さん”ことサトマイさん。
人生で避けて通れない「死」「孤独」「責任」を起点に、
人生の本質に向き合い、自分を見直すことができる一冊です。
本の中に自分を分析するワークもあるため、
書く時間を取って、手と頭を動かしながら読んでみてください。

どんな人にオススメ?

  • 統計のお姉さん「サトマイ」さんが気になる方
  • タイトルが気になる方
  • 何もしてないのに一日が過ぎ去っていくことに後悔を感じる方
  • 理想と現実に乖離を感じている方

「時間を食べつくすモンスター」とは一体何なのか?
そんなインパクトのあるタイトルに惹かれて手に取ったこの本。著者はYouTubeで統計データをもとに分かりやすく語る“統計のお姉さん”ことサトマイさん。テンポの良い言葉選びや核心をつく考え方が魅力です。

「何もしてないのに一日が終わってしまう…」そんな後悔や焦りを感じていませんか?
本書では人生における「死」「孤独」「責任」といった避けがたいテーマに向き合い、
自分の価値観を整理するワークが用意されています。
理想と現実に悩む方、今の時間の使い方に疑問を感じている方にオススメです。

この本の所感

ストレートすぎるタイトルに刺激を受けて

「あっという間に人は死ぬから」
まずこのタイトルのインパクトで、この本、絶対に読もう!と思いました。
何かに人生を賭けて没入するドラマやドキュメンタリーや
小説にありそうなタイトルにも思えました。
空想の世界なら良いのですが、この言葉を自分に向けて言われるとグサッときますね。
タイトルを見ただけで
なんとなく、有意義な過ごし方をしなきゃいけないんだなと自分に向けて戒めとなる強いメッセージを感じました。

この本の著者は
YouTubeで統計のお姉さんとして活躍されているサトマイさん。

この本の出版と同じぐらいのタイミングでYouTubeを見て知りました。
本を紹介するYouTuberのチャンネルが何個か出てきて、
話題になっていることを知りました。

統計データを基に語るところやキレのある言葉のチョイスや考え方。
ダイレクトな感じがスッキリして、何個か動画を視聴しました。

動画も良いですが、本が好きな私としては、文字からも刺激が欲しくて、
この本を読ませていただきました。

人生で避けられない「死」「孤独」「責任」

面と向かって自分に「死」「孤独」「責任」と言われると
胸に突き刺さるような少し避けたくなるような言葉。

ただ、人生においてこれは避けられない。それも分かっている。
それでも何かの防衛本能が働くのでしょうか、
「ちょっと待って」(根拠はないけど)と思ってしまう。

ホメオスタシス、現状維持バイアスがもろに発動しそうなくらい何かに直面した時の心境になる言葉ですね。

ただ、この流れに任せていると、確かに何もせずに時間が過ぎてしまう。

一方で時間は有限。
時間は無限だと思っていた若かりし頃は去ったと自覚し、老いを感じる今だからこそ、
もっと自分の人生を良いものにしたい。とも思っている。

本書では向き合いたくない現実。目をそらしたい現実。
忘れ去りたい過去の苦い記憶など。
マイナスのことを受け止めながら始まっていきました。
このまま、自分に自信がなくなり、悲観や焦りで本が終わってしまったらどうしよう。
と思っていたのですが、
結果的には前向きに発想を転換していく体験ができたことに驚きました。

自分の人生はどうやったら有意義になるか?

本書では、いきなりポジティブなことから入らず
困難な体験を振り返るワークがありました。
・過去にあった困難な体験
・困難な体験から学んだこと
・体験を通じて、自分にとって重要だと思ったこと
・どのような意味があったか
・こんなを乗り越えるためにとった行動、価値観となっていること
・体験から得た成長、新しい価値観
・困難な体験がなかったら、得られていなかったこと

このワーク。正直に言って、始める前はすごく嫌でした。
なぜ、今更、忘れ去りたい黒歴史を言語化しないといけないのか。
人生の淵に落とされた気分でした。
でも、まずは勇気を振り絞って素直に書いていくうちに
気持ちに整理がつき、いつのまにかプラスの言葉で書けるようになってきました。

そして子供の頃を振り返るワークというものもありました。
これを通じて、
自分が何を経験して、どんなことを大切にしているか。
これからの人生で譲れない価値観みたいなものが整理できました。

ここまでくると
「死」「孤独」「責任」という言葉に向き合えるようになり、
限られた時間の中で、自分で使いたい時間を主体的に考えられるようになりました。

油断するとまた無駄なことをしてしまうが、凹まずリスタート

自分の人生は迷わず楽しんで過ごしたいと思いながら過ごしていても、

日常生活の中でどうも上手くいかないときがある。

その時に自分が何に陥っているかを遠目から観察できるようになった気がします。

一度、抜け出せてもまた次も負に入ることがあり、

何度も何度も意識しないといけないな。と思いました。

(自分へのメモ)

・自分の人生を後悔なく生きていけたら幸せ。

その秘訣は、自分の価値観を軸に主体的に動くこと。

・自分の人生を有意義にするための目標設定をする。「目的」「目標」「手段」の設定。

・目標をいつか叶えようと思っていても、それがプレッシャーで逃げたくもなるし、

 他に気になることに引っ張られると時間もお金も浪費している。

 重い言葉でいえば「死」「孤独」「責任」から逃れた行動を取ってしまう。

・いつのまにか大切なものを見失って

 とりあえず、スマホをいじり、時間を過ごしてしまう。

・自覚したらもう一度、立て直す。その繰り返し。

直球で「死」「孤独」「責任」という言葉に向き合うのは

しんどいですが、実現したいことをするために貴重な時間を使う。

と捉えると前向きになれました。

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